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東洋医学を学ぶための心構え
東洋医学は一般的に、西洋医学を中心に学んだ方たちには難しいとよく言われます。私もそうだと思います。何が難しいのかと言えば、一つには曖昧だからです。
気を抜きに東洋医学は語れませんが、この気自体が存在を証明することが難しい。大体、よくわからないことを、“気のせい”と言われるのですから。
そして、用語も曖昧。虚証、実証というのは、その目安はあっても実際にそれを定量することは難しい。どこまでが明確な虚なのか、実なのかが曖昧。さらに、虚の中に実があり、実の中に虚がある・・・とまで言い出す始末。まるで禅問答のようです。
おまけに秘伝のため、隠語や言葉を置き換えて古い書物に書いていたりします。
でも、私にとってみれば、だからこそ面白いと感じます。謎解きのようなつもりで、いつも研究しています。
古の人が「このツボにこの名前をつけた本当の理由がわかるか?」などと尋ねてきている気がして、
考えて考えて考えて『そのツボにこの名前をつけたのは、こういう生薬を使う目安にするためじゃない?』とツボと生薬を結びつけるという勝手な推論を立てます。そして、実際にそれで合っているのかを臨床で確かめる・・・という形でやっています。
発想の転換をすれば、まだまだ新しい発見があります。それが楽しくて、やめられないのです。でも、このやり方だと永遠に私が目指す東洋医学は完成しないかもしれません。たぶんしないでしょう。
ただ、こういう発想になったのは、私が数年間易経を徹底的に学んだことがよかったのではないかと、振り返って思います。
易は特に占術をする場合、卦を表から裏から、はたまたひっくり返してみたりもします。常に、そういう発想で物事をみるようにしているので、漢方や針灸も突拍子もない解釈になったりするんです。時には荒唐無稽なこともありますが・・・。こういう発想が実際の臨床では突破口になることもあるのが面白いところですね。
では、結論に行きましょう。

伝統を重んじるが、囚われない。
形を大切にするが、固執しない。
常に臨機応変に対応する。
しかし、必要だと思えば、とことんまで一点を攻める。

この姿勢が東洋医学の臨床で大事だと思っています。
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

【2009/10/27 14:14】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
e-たばこの話題ついでに。
“サードハンドスモーク”という言葉が最近あるそうです。知ってました?
「セカンドハンドスモーク」もあって、いわゆるタバコからくゆらされた煙を吸う受動喫煙のことです。これが問題になって、今分煙化が叫ばれていますね。
ところが、「セカンドハンドスモーク」をちゃんと処理すれば、他の人への健康被害は抑えられるというのではないらしいです。
というのも、だれもいない部屋でタバコを吸い、煙も残らないように換気をしたとしても、その部屋の埃や塵に煙が染みこむことがわかってきました。これを“サードハンドスモーク”と言うようです。
タバコの有害物質を含んだ塵や埃が舞い上がり、タバコを吸う人ばかりか、タバコを吸わない人(特に乳幼児)にまで影響を及ぼすとのことなので、嫌ですね。
基本的にタバコをやめるのがいいですが、やめられないという人で小さいお子さんがいる人は最低でも家の中でタバコを吸うのはやめましょう。

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【2009/10/26 09:06】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
なんでもかんでも、“e”なのね・・・
この前、医学雑誌を見ていると、アメリカでは“e-たばこ”というものが若者の間で流行しているらしい・・・という話でした。
この“e-たばこ”とは、ニコチンや香料など数~十数種類の化学物質を充填したカートリッジを吸引器にセットして、それを電池で加熱し、気体になった状態で吸い込む「電子たばこ」というものだそうです。
実際に見たことはないので、何とも言えませんが、正直「そこまでして吸いたい?」って感じです。
この電子タバコを調べたところ、やはり発がん性のある有害物質が検出されたということですから、始末に終えません。
日本に入ってきているのかどうか知りませんが、なんでもかんでも“e”ものばかりではないので、注意しましょう。

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【2009/10/21 09:13】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
臨床における漢方薬治療のガイドライン
ある雑誌で、漢方薬治療ガイドラインにおける漢方薬治療の考え方というのがありました。
そこには、①「漢方薬を可能な限り西洋医学的な病態診断で用いる」と書かれています。
②「それで困難な場合には、漢方医学的な病態診断を用いる」となっています。
ただし、これは奨励はするが強制ではない、とあります。
私がいまからやっていきたいと考えているのは、この①と②を同時に行っていくことです。
針灸も例外ではなく、やり方次第では、これを同時におこなっていくことは可能だと思います。
中医学では中西医結合という形をすすめていますが、基本的には一つの医師免許で西洋・東洋の医学ができるのは日本だけだからです。日本のよさをもっと前面に出せていけたらと考えています。
そのために環境づくりに、これから励んで行くつもりです。

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【2009/10/14 09:08】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
どうすれば日本の東洋医学を盛り上げていけるか・・・思案中です。
 中国には中医学があります。韓国には韓医学と呼ばれるものがあります。
 日本はというと、日本漢方や伝統鍼灸と呼ばれています。しかし、日本独自の東洋医学として確固たる地位には至っていません。むしろ、現在、日本の東洋医学は中医学が主流になりつつあります。
まあ、それはある意味仕方がないところはあります。その教育方法と体系化された理論が存在するからです。これらが全く欠けている日本に、圧倒的存在感を持つ中医学が入ってくれば、それはもう
中医学が主流になってくることは目に見えています。
 そういう私も中医学がいままで主体でした。中医学から見れば、例えば日本漢方は理論的根拠もなく処方しているし、時代が変わっても傷寒論・金匱要略の範疇から出ない治療をしている。温病学をもっていないのでウイルス疾患に弱い、とても時代遅れの医学である・・・と。
そのような認識を持っており、はっきり言えばバカにしたところがありました。特に万病一毒説を唱えた吉益東洞に至っては、「五行説を排し、傷寒論を中心とした処方でしか対応しないなんて」と見向きもしなかったのです。
 ところが今では、私が最も尊敬する医者として吉益東洞を挙げているのですから、人生なんて不思議なものですね。
 この前、足が重くて痛みがあるという患者さんが来院されました。聞くと、医院で漢方薬の煎じ薬を飲んでおられます。処方内容からして中医学でしょう。書くと長くなるので、具体的な処方生薬はここでは挙げませんが、3ヶ月飲んでいるが全然聞かないとおっしゃられます。
 処方の中身が悪いわけではありません。むしろ、わたしでも初回はこの内容で行っていたかもしれないという感じです。こういう風に、漢方を煎じ薬で出してくれる方が増えてきたことがうれしかったほどです。
 この方に対し、私も煎じ薬を出しました。この方と重複している生薬も8割~9割はあったかもしれません。ただ、私は弁証論治をせず、薬徴にしたがって処方をしました。結果は、飲み始めてしばらくすると、「なんだか足がいいみたい」とのこと。
ここでいう薬徴とは、吉益東洞の『薬徴』をベースに自分でその生薬を処方する目安としている『(自己流の)薬徴』です。
この自然界はただ偶然に存在しているわけではありません。生薬もそうです。人間の身体に必要だから、各種生薬があるのです。人間が今必要としている生薬。肉体の根源として欲している生薬、それを使う目安こそが「薬徴」なのです。
いままで、それがわからず、やみくもに弁証論治して、頭をひねくり返して不自然な治療をしていた自分がいました。弁証論治という枠にはめても、結局たまたま効いたものは治るが、効かないものは治らないという迷路の中に入っていたのです。
一時期は漢方をやめようとすら思いましたが、そのことがわかるようになって、治っていかれる患者さんと共に歩んでいくことが楽しくなりました。いまでは効くもの、その人が欲しているものしか出しません。なので、治る確率がぐんと上がったと思います。
針灸もそうです。弁証論治をしません。難経をベースにした補瀉の伝統針灸もしません。ただ、その人が欲しているツボに打つ。補瀉して欲しがっている経絡に簡単な処置をする。やっていることは、それだけなんです。
逆に言えば、シンプル。そう、日本の伝統文化は余分なものをそぎ落とし、独自の文化を創っていくことにあります。そういう日本の伝統文化を大事にした東洋医学を確立したい。それが私の一つの目標でもあるのです。
その形は、処方単位で考える日本漢方とも違いますし、弁証論治をする中医学とも違います。
むしろ、それぞれのよさを融合させた形になっているんじゃないかと自負しています。
これから症例を積んで、それが正しいのか、本物なのかを実証していく作業を行っていかないといけません。まだ失敗があります。だから、過ちを直しつつ、より良い形に作り上げて行きたいと思っています。
5年後ぐらいでしょうか、全体が最終的に固まってくれば、そのぐらいをめどに研究会を立ち上げたいと
考えています。
 もちろん私などはまったくの無名で、東洋医学界と一線を引いて生きてきた身です。しかし、いろんな先生から教えていただいた技を独自の解釈でより効かせるように努力してきたつもりです。それをみなさんと共有し、より発展させたいと思っています。
 そのときには、このクリニックはありませんが、もし日本の東洋医学をさらに発展させたい、日本が大好きだという医師、針灸師、薬剤師の方がおられましたら、日本の漢方・針灸を発展させる仲間として一緒に活動しませんか?
 別に学術的に立派な功績を上げているわけでありませんので、どれだけのものかと言われればなんとも言えません。このブログの、この記事を見られた方で、ご縁がある方のみで結構です。
 平成22年3月までに、このホームページの問合せ等にご一報いただければと存じます(そこから以降は、このホームページは消滅しますので、連絡はつかなくなります)。
中国や韓国は日本の患者さんを自分の国に誘致しようと、今PR活動をしています。そして、そういう治療ツアーが組まれているのです。くやしいと思いませんか?日本にもすぐれた東洋医学をされる方たちがたくさんいるのに・・・です。これは単に、日本の東洋医学よりもあちらの方が優れているというような認識を持たされているからです。
 最終的には、みなさんの知識や経験などを持ち寄って、本当に優れたものに昇華していければと思っています。日本のために頑張っていきましょう。

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【2009/10/13 14:05】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
タミフル耐性インフルエンザ
先日、ニュースを見ていると、タミフル耐性インフルエンザウイルスが人から人へと感染した可能性が
ある、というのをやっていました。
タミフルを飲んでいた人の中で耐性を獲得したウイルスが別の人にうつったようです。
それでもタミフルは99%以上の人に効果があるようですので、問題はないのですが。
同じウイルスでもエイズには抗ウイルス剤を3種類や4種類など併用して使います。こうすると、効き目がよいことと耐性が起こりにくいからです。
エイズとインフルエンザでは、ウイルスの質が違うので、単純に同じように論ずるわけにはいきませんが、耐性が目立ってくると、そのうち、インフルエンザにもこのような薬の使い方が生まれてくるかもしれません。
これって多種類を組み合わせるというのは、漢方薬と同じですね。漢方薬は様々な生薬と組み合わせて使います。まあ、生薬単独で使ってもその成分も多種類入っているため、耐性が起こるかどうかは不明ですが。
漢方薬として生薬を複数入れることで、効き目を良くしながら薬剤耐性を防ぐ・・・。
こんなところにも古人の知恵が隠されているのかもしれないですね。

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【2009/10/09 09:08】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
インフルエンザのタミフル耐性が思わぬ形で獲得されるかも・・・
タミフルは新型インフルエンザに効果がある優れた抗ウイルス薬ですが、人が服用したタミフルは80%がそのまま体外に排出されるそうです。その結果、それが下水として流され、下水処理場でタミフルの成分が完全に除去されないまま河川に流されているのが現状の様です。
タミフルを含んだ水をインフルエンザに感染した野鳥が飲んで、そのまま死んでくれれば言うことはないのですが、中途半端な量というのが災いしてタミフル耐性のインフルエンザという形でまた出現するということにもなりかねません。
下水処理場でタミフルを完全に分解処理する技術が早急に確立されることを望みます。

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【2009/10/06 09:01】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鍼治療と精神疾患。
鍼治療で精神疾患をある程度治療することは可能です。当院にも心の病を抱えた方が来られます。ただし、以前から言っているようにやはり東洋医学だけでは限界があるように思えます。
カルテを整理していると、当院に最初に来られたうつの患者さん(女性)の症例がありました。
不眠、日中の眠気、意欲が出ない、疲れると耳鳴りがする。パニック発作がある・・・と愁訴がとても多い方でした。
この方は精神科の薬も内服していて、量がとても多いため漢方薬は使用せず、鍼治療のみを行った方です。
自分は人見知りで人と接するのが苦手、ところがご主人は社交的で人とおしゃべりするのが好きで、
家に人を呼んで来るようなのです。とにかく客に神経を使うとパニックになったり、どうしてよいかわからなくなる・・・というのです。
なんとかしてほしいということで、鍼治療をしました。治療後、頭が軽くなって、体がすっきりすると言われます。治療を14回続けたころには、来客があってもパニックにならないようになってきたとおっしゃられます。
そのまま治療を重ねていき、調子がよいと思っていた矢先、いつもは前もって来客が来るということを知らせてももらっていたのですが、当日は突然来客がやってきて、パニック発作が出てしまったのです。
それを聞いたときには、とても残念でした。しかし、これが東洋医学の限界かな、とも思いました。
鍼治療は体に働きかけて、体を強くすることで心も強くするというようなイメージです(実際には鍼の刺激が脳に働きかけるのではないかとは思っています)。
精神的なもの、それも外的ストレスがその引き金になっているものは、それを排除するのが最も効果的な治療になりますが、現実的にはそれも難しいことが多いでしょう。
外的ストレスが生じても、それに対応できるだけの心のひだが必要です。
「それを養成していかなければ、精神疾患を本当によくすることができないのではないか」。
こう強く感じて、心を強くする心理療法として、私が取り組んだのが催眠療法でした。
この方は残念ながら、それから来院されなくなり、当院で催眠療法を受けることはありませんでした。
精神疾患の場合、東洋医学での治療では三歩進んで二歩下がるというのように一進一退を続けながら少しずつよくなっていくようです。時には四・五歩下がる(発作や症状悪化)こともありますが、それでも良くしようと思えば、月単位で東洋医学の治療を続けることが大事だと思います。
一回状況が悪化したからといって、すぐ東洋医学はダメだと結論を出されると、こちらも困ってしまうの
が正直なところです。
過去のカルテで振り返っているのは、なかなかうまくいかなかったケースを問題点を含めてピックアップしています。
当院でさまざまな病気が緩解した人も多いですが、そういう人は、途中紆余曲折があっても結局、完全によくなるまで続けているのです。あきらめないで、頑張っていきましょう。

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【2009/10/05 13:44】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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