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鍼治療と精神疾患。
鍼治療で精神疾患をある程度治療することは可能です。当院にも心の病を抱えた方が来られます。ただし、以前から言っているようにやはり東洋医学だけでは限界があるように思えます。
カルテを整理していると、当院に最初に来られたうつの患者さん(女性)の症例がありました。
不眠、日中の眠気、意欲が出ない、疲れると耳鳴りがする。パニック発作がある・・・と愁訴がとても多い方でした。
この方は精神科の薬も内服していて、量がとても多いため漢方薬は使用せず、鍼治療のみを行った方です。
自分は人見知りで人と接するのが苦手、ところがご主人は社交的で人とおしゃべりするのが好きで、
家に人を呼んで来るようなのです。とにかく客に神経を使うとパニックになったり、どうしてよいかわからなくなる・・・というのです。
なんとかしてほしいということで、鍼治療をしました。治療後、頭が軽くなって、体がすっきりすると言われます。治療を14回続けたころには、来客があってもパニックにならないようになってきたとおっしゃられます。
そのまま治療を重ねていき、調子がよいと思っていた矢先、いつもは前もって来客が来るということを知らせてももらっていたのですが、当日は突然来客がやってきて、パニック発作が出てしまったのです。
それを聞いたときには、とても残念でした。しかし、これが東洋医学の限界かな、とも思いました。
鍼治療は体に働きかけて、体を強くすることで心も強くするというようなイメージです(実際には鍼の刺激が脳に働きかけるのではないかとは思っています)。
精神的なもの、それも外的ストレスがその引き金になっているものは、それを排除するのが最も効果的な治療になりますが、現実的にはそれも難しいことが多いでしょう。
外的ストレスが生じても、それに対応できるだけの心のひだが必要です。
「それを養成していかなければ、精神疾患を本当によくすることができないのではないか」。
こう強く感じて、心を強くする心理療法として、私が取り組んだのが催眠療法でした。
この方は残念ながら、それから来院されなくなり、当院で催眠療法を受けることはありませんでした。
精神疾患の場合、東洋医学での治療では三歩進んで二歩下がるというのように一進一退を続けながら少しずつよくなっていくようです。時には四・五歩下がる(発作や症状悪化)こともありますが、それでも良くしようと思えば、月単位で東洋医学の治療を続けることが大事だと思います。
一回状況が悪化したからといって、すぐ東洋医学はダメだと結論を出されると、こちらも困ってしまうの
が正直なところです。
過去のカルテで振り返っているのは、なかなかうまくいかなかったケースを問題点を含めてピックアップしています。
当院でさまざまな病気が緩解した人も多いですが、そういう人は、途中紆余曲折があっても結局、完全によくなるまで続けているのです。あきらめないで、頑張っていきましょう。
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

【2009/10/05 13:44】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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